はざまを彷徨う

世の中の境界とそのワクワク感についての個人的雑感

前略

 

 

何となくブログを立ち上げることにしてしまった。気分というものは怖いものだ。

正直そこまで強い決心を持っていないので、どこまで続けることができるのか分からない。さらに文才が無いので、全ての言葉に面白みと魅力が欠けていると重々理解している。ので、むしろあまり気負わずに、自分の中の考えたこと、感じたことを思いのままに綴る場として使っていきたい。基本的にベクトルの向く先は自分の内面である。

 

 

ただ、ブログを続けていくためには、「読者」の視点を意識することが重要である。備忘録ならば、3年近く続けてきた手書きの日記で十分だ。明確な目的意識を持たないとしても、このブログを書き、世に発する意義を見出す必要がある、そんな気がする。いやむしろ、見出さないと、このブログは恐らくこの初回の投稿にて終わることが目に見えているのでマストである。そこで、5分の熟考の末、以下の二つを軸に据えることにした。

 

 

一つ目は、今までの旅を一通りまとめることである。その中で、単純な叙述的な経験談を興味を持ってくれる知り合いに語るだけではなく、その経験を得るに至った背景等を基に諸々考えたい。と共に、少しでも他の人の旅に役立ってくれればと思う。

 

ちなみに最近は「国境を陸路で越える旅」がマイブームである。(後のブログでまとめる予定だが) 実を言うとこの旅、少なからず自分の価値観に刺激を与えてくれるものだと感じ、大学の長期休暇を使って積極的に続けてきたものなのだが、最近ダレてきている。そこで、国境、さらにはそれの上位概念である「境界」を汎く知り、特にその感情の変化を色んな視点から抽出することも出来たらやってみたい。こちらはもう少し発展的な発見があればいいなあという淡い期待も兼ねてのことであり、それ故難しい課題だと思うので、できるだけ多くの「境界」を見出せるように努めたい。

 

 

二つ目は、色んな国の知識を包括的に理解する場としたい。上記の旅での経験から自分の中の感覚としてのインプットはある程度増えたものの、そのインプットがどうアウトプットにつながるのかはいまいち掴みきれていない。その一番の原因は背景知識の圧倒的不足であることは目に見えていながら、いつも後回しにしてきてしまった。そこで外からの視点としてのブログを使って少し義務感を働かせていけば、少しはやる気が出るだろうと思っている。短絡的な発想ではあるが。

 

 

以上二軸を据えたが、設定背景は5分間の思いつきに依るものだし、何よりこのブログはあくまで備忘録である。それゆえ、上の二つの軸も恐らく自然消滅するだろうが、逆に言えばそれくらいざっくばらんに、気ままに、そして出来るだけ、続けていくことが究極の目標であろう。そんなところである。