まさかの入国拒否騒動と春節パワーーミャンマー・インドの旅(1)
出発当日まで結局今回の旅の明確な日程調整を行うことを完全放棄していた為、結局早朝出発直前まで荷造りと宿泊先の予約と旅程の実現可能性について考えていて徹夜する羽目となった(今回の目標ルートの概況は以下のブログにて。)
ただまあ、徹夜したお陰で寝過ごして飛行機に乗り遅れたりすることがなかったのは勿論、無駄に長く退屈なLCCのフライト時間を睡眠に溶かすことができたので、まさしく一石二鳥だった。
今度から朝発の便では積極的に徹夜を採用していくようにしていきたいと思う。
さて、徹夜をしていて時間には余裕しかないような状態で出発したものの、今回はじめて持っていくようなガジェット類が非常に多かった為、まさかの2kgの重量超過を起こすこととなってしまった。
荷物を徹底的に身にまとい、急激な体重増加とシルエットの肥満化を行うのもかなり久しぶりでかなり戸惑ったのは戸惑ったのだが、二回目の重量測定でなんとかOKサインをいただくことができた。
しかし、ここでまさかの忠告を受けた。
今回の旅程ルートは、現在試験的にビザ免除が行われているミャンマーからの入国で、陸路で国境を通過後、インド出国の帰路の便を予約するという形をとっていた。
言い換えれば、ミャンマー出国を示す便が無い状態であった。
これに対して、某大手LCCの職員に
「帰国便を持っていない状態だと、職員の当たり外れによりますが、最悪の場合「入国拒否」になるかもしれないので注意しておいてください。」
なる、予想外すぎる忠告を受けた。
一応インドからの帰国便の旅程(インドビザ取得の為に一時的に予約し、すぐキャンセルしたものだが)があるのはあったものの、そもそもそれは陸路での国境通過が無事成功するという前提にたった話であって、もし国境が外国人には閉鎖されている状態だったら、結局その帰国便は何の意味も成さない。
さて、どうすればいいのだろうか。
頭の中で、入国審査時のシミュレーションを何度も繰り返しつつ、出国手続きをした。
なお、この際に高校時代の恩師を見かけたのだが、頭の中はそんなところへ構っていられるような状態ではなかった。
ただ、いざ飛行機に乗ってしまうと、最早そんなものは限りなく無駄な詮索に思えてきて、瞬く間に「なんとかなるでしょ」精神が勝るようになった。
そして結果的にも、何一つそのような疑念を抱かれることはなく、完全なる杞憂で終わった。
あの係員の脅しは一体全体何だったのだろうか。
さて、話を本来の旅の話に戻すが、今回の便はミャンマーの前にバンコク・ドンムアン空港での乗り継ぎがあった。
バンコクは旅行の目的地としても乗り継ぎ地としてもかなりの回数を訪れているのだが、今回に限って尋常じゃない量の中国人がいた。
もはやここはタイではなく、中国領バンコクなのではないかと思うほどに、中国人の数がタイ人やその他人間の数を圧倒していた。
そもそもよく考えてみれば、まともにバンコクを訪れたのは一年前だ。
知らない間にタイもチャイナマネーに染まってしまったか。無念。
などそんなことをしばらく考えていたのだが、よくよく考えてみるとちょうど春節と被っていることを思い出した。
そう言えば家の近所のファミマも中国語一色だったな。
相変わらず中国人は発展度合い的にミャンマーにあまり来ないので、ドンムアンから出ると一気に喧騒から解放された。
ただ、それでも春節パワーは収まらない。
ヤンゴンの安宿街は基本的にヤンゴン川のほとりに位置するダウンタウンにあるのだが、このダウンタウンにはチャイナタウンが含まれている。
難易度高めのミャンマー料理に苦戦した場合の助け船としてこのチャイナタウンは以前訪れたときも重宝したのだが、今回は春節のおかげで尋常じゃない盛り上がりを見せていた。
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