iPhoneの行方と自己啓発セミナー?ー中央アジアの旅・エピローグ(2)
プロローグに続いてエピローグも二日に分かれることになったが、まあ昨日の成都ブログはほぼ延長戦の旅ブログみたいなところがあるので、今日の帰国後の話こそが本当の意味でのエピローグと言ったところであろう。
iPhone回収チャレンジ・1回目
成都から成田へ。
出国時から続く水下痢は相変わらず続いており、何ならウルムチで食べた激辛青椒肉絲以来さらに悪化したような気もするが、とりあえず日本に戻ってきた以上は信頼できる医療機関への受診ができるので一安心である。
しかし、水下痢以上に日本に帰ってきてから真っ先にクリアしなければならないタスクがあった。そう、iPhone回収である。
このブログを初めから読んでくれている人などほとんど皆無だと思うので書いておくが、今回の旅が始まる前日にiPhoneをトイレの便器に落として水没させてしまい、出国前に東京駅で修理に出すのが精一杯で、回収は帰国後となっていたのだ。
(詳しくは下のプロローグ(1)で。)
一応出国前に店舗の方にメールアドレスの方は伝えておいたのだが、結局一度もどういう状態になっているのかについての連絡は無く、ただただもどかしさを感じていた。
ということで、成田の到着ゲートに着いたのは夜の7時頃で、修理店が開いているのかどうか微妙なところだったのだが、物は試しと東京駅行きのバスに乗った。
着いたのは夜の8時過ぎ。ネットの店舗情報次第では閉まっている時間帯だったが、やはり誰もいなかった。
まあ、想定内である。とりあえずは旅のお供を代わりに務めた4000円の激安スマホを使うしかない。
iPhone回収チャレンジ・2回目
帰国翌日は大学の講義があったのだが、その帰りに再び東京駅に赴いた。
が、ここで痛恨のチェックミスを犯していた。
定休日だった。
iPhone回収チャレンジ・3回目
2回目の二日後、三度目の正直と言うことで、今度は定休日かどうかをきちんと確認した上で三度東京駅に赴いた。
これまで2回とも開いていなかった雑居ビルのドアが開いたのでどうやらちゃんとやっているようだ。キタ。
しかし、呼び出し用のピンポンを鳴らしても誰も来ない。
しかもしっかりと耳を凝らすと、
「幸せが・・・」
「お金は・・・」
的な言葉が、相手へ強い納得させようとする語調で話す声が聞こえる、、、
そう言えば、iPhoneを修理に出す時、結構な数の木札があったような、無かったような、、、
と思っていると、ドアが開いた。
出てきたのはこの前iPhoneの修理を頼んだ人ではなかった。
「すいません、iPhoneの回収に来たんですけど、、、」
「あ、少々お待ちくださいね。」
少しして修理を頼んだ人が出てきた。
「あ、ごめんなさい。まだ修理用の部品が届いていなくて。
そうですね、3日後くらいに来てもらると大丈夫なんですが。」
「あ、そうなんですね、、、分かりました、じゃあ、また今度お伺いします。」
出てきた人どちらも一応平穏そうだが、中にいたスタッフらしい人は、
「本当に大丈夫なの、、、?」
的な話をしていた。
それはiPhoneに対してなのか。
それとも会話の内容を聞かれてしまったことなのか。
まあ、深入りはしないことにする。
目標は、iPhoneを回収することで、数日我慢すれば戻ってくるはずだ。
iPhone回収チャレンジ・4回目
言われた通り、3回目の3日後に東京駅へ。
今度はiPhone修理担当の人しかいなかった。
「すいませんね、複数来てもらったりして。
こちら、iPhoneです。」
戻ってきたのは、完璧に復活したiPhoneだった。
息を吹きかえしている。感動である。
しかも3回目の件もあってか、値段も通常以下のものだった。
結果オーライである。
3回目の件は、まあ、聞き間違いだと考えよう。うん。
ちなみに出発以前より続いた水下痢は発症から1ヶ月以上続いた時点でダメだと思い、病院を受診した。
特にこれと言った病気を指摘された訳でもなく、薬を飲み始めてから1週間程度でようやく水下痢から下痢に戻り、その後の復調は早かった。
病院、おそるべし、と言ったところか。
明日は最後ということで今回の旅全体の総括をしたいと思います。